“ジャズピアニスト嶋津健一に内包する、ふたつの異なる魂[和]と[躍]の織りなす響き”
むそう
夢想 / 嶋津健一trio
嶋津 健一 SHIMAZU Kenichi (piano)
加藤 真一 KATO Shinichi (bass)
今村 健太郎 IMAMURA Kentaro (drums)
disc1『和 魂』
01.
Dear Mother
02.
前略
03.
鶴の舞
04.
夢想曲 〜 Traumerei
05.
涙の向こう
06.
意志
07.
「70年目の恋文」愛のテーマ
08.
雫もよう
09.
心奥(Mystic Lady)
10.
HANA
disc2『躍 魂』
01.
Old-Timer's Rag
02.
New Jersey Sunset
03.
Marian
04.
Straight Ahead
05.
青写真(Blue Print)
06.
Tahiti Struttin'
07.
One for Jack
08.
Bluezayaya
09.
Mr. H.D.
10.
You Wanna Go Upstairs?
all tunes composed by 嶋津 健一 SHIMAZU Kenichi
FSCJ-0017,FSCJ-0018(2枚組) 2020/10/21 on sale
日本に生まれジャズを知り、渡米生活でその真価を感じた嶋津健一が帰国後に学んだのは日本文化の深淵。ふたつの文化は嶋津のピアノに内包され、深化し続けている。今作の2枚組アルバムは異なるフィーリングをそれぞれに表現したピアニスト嶋津健一の集大成。
disc1『和魂』の“和”はJapaneseではなく、Harmonyの意。しかし日本文化を体感している嶋津ならではの和の抒情感に満たされたジャズとして昇華されている。disc2『躍魂』はMotionの意。Swing感のある躍動的なジャズが紡がれる。
全曲、自身の作曲による2枚を併せて聴くことで、一見異なる“和”と“躍”の源が繋がり、さながら「和躍同源」とでも言えるような仕上がりとなっている。これは長きに渡り演奏活動を共にしている加藤真一と今村健太郎の協力、信頼関係があってこそ。
この進化を自身の道標として、嶋津は次の段階へと進んでいく。
produced by 嶋津 健一 SHIMAZU Kenichi
recorded by 村濱 遼太 MURAHAMA Ryouta
mixed & masterd by 平野 栄二 HIRANO Eiji
recorded in
Studio Happiness on 2020年6月1,2日
piano tuned by 辻 秀夫 TSUJI Hideo
jacket art drawed by 足立 正平 ADACHI Shouhei
【嶋津健一プロフィール】
1960年生まれ。
東京大学原子力工学科卒。
マンハッタン音楽院ジャズ科修士課程卒。
1985年〜1995年ニューヨーク在住。
その間グローリア リン(vo)ジミー スコット(vo)のレギュラーピアニストとしてアメリカ、ヨーロッパ等で幅広く活動する。
1995年帰国、向井滋春(tb)、原朋直(tp)、大坂昌彦(ds)等のグループに参加する。
自らのトリオで計9枚のリーダーアルバムをリリースする。最新作は「夢想」。
リーダートリオで活動する他、能、ダンス、朗読、等とのコラボレーションも行う。